歴代50作品以上のTCDテーマを開発した伝説のデザイナーにインタビューしました!

有り難いことに私たちのもとにはデザインに関するお声がよく届きます。もしかしたら、デザイナーがどんな人物なのか、気になっている人も多いかもしれません。私 中田は、彼は世界で最高のデザイナーだと思っています。そんな彼に質問形式でインタビューをしました。何度読んでも飽きない、大人の知見が「シンプルに」凝縮した内容となっています。ぜひすべてをご覧ください。

TCDではどのテーマからデザインを担当してますか?

「Gorgeous」からですね。TCD第2世代の突入にあたりますね。
今思い返せば、中田氏とはじめて出会ったとき「あるべき姿」を数時間に渡って2人で熱く語った記憶があります。その時語り合った「あるべき姿」が、共通認識になり「ひとつの経糸」となって、今のTCDに連綿と築かれている。それは、今も不動で変わらない「ひとつの経糸」ですね。

TCDには豊富なバリエーションのデザインがありますが、なぜこれほど多様性が溢れているのでしょうか?

例えば、美味しいものを食べて舌鼓を打つ。
自分のライフスタイルの中で、いつも「最高なもの」を求めています。それは贅沢という意味ではなく、自身の感情として「最高なもの」として感じられるかどうかです。

「最高なもの」に出会った時は、「どう最高なのか」が自分の中に「感情のひとコマ」としてインプットされます。その感情の集積が大切だと思っています。どんな仕事にも言える事だと思いますが、目前にある仕事に向かう際、その対象となる「美善を視る」という意識は必要ですね。それを引き出し表現するのがデザイナーの役目だと思っています。あらゆることに美善を視ることができれば、ジャンルは関係ないです。

ネタはつきないのですか?

つきませんね(笑
なぜなら、限界をつくるのはその人自身だからです。ダメと思えばダメになるだけですからね。先ほども言いましたが、「最高なもの」を見つけては、インプットしていく作業を繰り返します。それが、自分の引き出しになります。「最高なもの」に出会うと、必ずそこには「最高なサービス」が隣接します。そこを線と面で捉えてゆくと全容が見えてきます。それが「感動」という言葉に収束されます。

感動リソースをどんどんインプットし、そして、デザインという表現でアウトプットする。
それが自分のやり方です。

感動をインプットすると。ただ、現実には学校や書籍などから知識を増やすスタイルが学びの主流にあります。

そういうスタイルになってしまったのも、そもそも教育者や執筆者が「行動」や「経験」の価値を学んでいないからですよ。だから、そういうのが伝播してるだけみたいな。

今は、ネットだけでビジネスできる時代ですから、リテラシーを高めることに注力する。言葉や文章で、なんとでも取り繕えますからね。その結果、世の中「得か損か」の二元論に走ってしまって、もはやこれは誰にも止められない。「何かをしたい」と理想を思い描き、知識や情報を増やしていくというふうになっている。

知識や情報は数値化できますが「感情」は数値化できません。むしろ無限大です。これを役に立てないと(笑)。知識や情報を得ていくのも立派な学びのスタイルですが、そこからなにかしらのヒントを見つけ行動しなければ、ただの机上の知識や理論にしかすぎません。物事の本質は「行動」を伴って見えてくるものです。「行動」をしなければ何も見えません。

「行動」が「結果」となりうるものを発動させくれるということです。その過程で様々な「経験」をします。この経験を積み重ねる事が大切であって、この経験こそがその人にとっての「智慧」に変わるんですよ。それが、その人にとって本当の学びだと思います。

なるほどです。TCDをデザインする時に意識していることはありますか?

単純明快であること。この一言に尽きます。
TCDのデザインを、ありがたいことに「シンプル」とよく評価してくださいますが、シンプルとは、言い方を換えれば「整理されている」ということです。
たとえば、逆に複雑にするのは簡単なことです。今の現代社会は、多様化・細分化されて、どんどん複雑な社会構造になっていっていますよね。それは簡単なことだからです。

世の中が複雑になればなるほど、人は思考しなくなり隷属的な方向に進むでしょう。また逆に、シンプルであればあるほど、人は思考し創造性を増してゆくものでしょう。

TCDテーマは、テンプレートです。汎用性は言うまでもなく、あらゆるユーザーの嗜好性にマッチングするものでないといけないと思っています。単純明快で、お客様が「思考しやすいテーマ」である事。この心掛けを大切にしています。

時代の流れとともにTCDはどのように変わっていってますか?

能の世阿弥は、舞台での自分の舞い姿を、同時に客席からも見ることができたそうです。それを、世阿弥は「離見の見(りけんのけん)」と言っています。この思想には、舞う自分の姿を客席から客観的に見てリアルタイムに瞬時に修正してゆく行動過程が垣間見られます。

TCDは、リリース数を重ねることによって、少しづつ、この「離見の見」の立ち位置に近づいてきたように思います。つまり、よりユーザー視点で見れるようになったということです。まだまだやるべき事はたくさんありますが、リリースする度に改良点・修正点を課題として、次のフェーズに繋げてゆき、新しい事に挑戦してゆける土壌ができつつあるような気がしています。

「初心忘るべからず」で、これからも「離見の見」で挑戦し続けたいですね。

今後、ホームページはどんな形で進化していくと思いますか?

これからの時代は、サプライヤー側に提案ありきでニーズを可視化したツールでないと生き残っていけないと思っています。制作会社がお客様のところに行き「どんなホームページにしましょう?」ではダメな時代です。むしろ、篩い落とされる傾向が進んでいるのが現状でしょう。

世の中が、モバイル時代に突入してアプリが台頭になった今、ビジネスシーンにおいては、よりパーソナルな方向にいき、今後はマッチングが主軸になったシーンになるのではないでしょうか。

また、現代は検索黄金時代で、モノを買うにしても検索して機械的にモノを買う時代です。一方で、それに対峙して「自分にとっての本物」「自分にとって心地良いもの」に豊かさを求める傾向も強くなっていくでしょう。ゆえに、例えば、ECサイトで言うと「人の感情を動かす」ホームページが必要になるでしょう。ECに限らず、どんな業種・職種のホームページであっても、デザインやテクニカルな技術云々以前に本物だけが今後残っていくのではないでしょうか。

つまり、本物のコンテンツが無いことには、そのホームページは何も進化しないということです。言い換えれば、外側ではなく中身をきちんとつくれば、自ずとそのホームページは進化するということです。「外側はTCDに任せてもらって、お客様は本物のコンテンツを入魂してくださいね」と声を大にして言いたいとこです(笑

TCDはこれまで、ただのテンプレートではなくTCD独自の提案型アプローチで、ニーズの可視化を伴ったテーマをリリースしてきました。今後も我々の信じる本物なモノづくりを通して、お客様とのワクワクするようなエンゲージメントをつくってゆきたいですね。

今回は回答ありがとうございました。最後に好きな言葉を教えて頂けますか。

「ありがとうございます。」

大好きな言葉です。これほど最高な言葉ってないでしょう。「ありがとう」を言う方も言われる方も、魂にダイレクトに伝わりシアワセにしてくれる言葉ですよ。最高じゃないですか。人と人が解け合うことのできる唯一無二の言葉ですね。

ありがとうございました。

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