新しくウェブサイトを立ち上げるのに必要なものはおおまかに分けて2つあります。1つはサイトデザイン。もう1つはコンテンツ。
一般的にはサイトデザインを用意するには1〜3ヶ月ほどかかります。ウェブの制作会社でも顧客のヒアリングからデザイン、コーディングするという工程をすべて踏むとどんなに短くても約1ヶ月はかかるものです。企画段階から入れると実際には2ヶ月位は見ておいたほうがいいでしょう。もう1つのコンテンツの方は記事や写真ですね。これは制作会社ではなく、サイトオーナーが用意することになります。だいたい早ければ数日、平均して1,2週間くらいはかかるでしょうか。
ですから、ウェブサイトを開設するまでにかかる期間は2〜3ヶ月ということになります。それも時間だけでなく、コストもかかってきます。制作会社に支払うコストが50万円、コンテンツを制作する人件費はサイトによって大きく変わりますが、通常のコーポレートサイトで10〜50万円くらいでしょうか。それらを合わせますと100万円近いコストがかかるわけです。と言っても、これは最小限のサイトを想定した場合で、より高度な機能を実装したものや大型のサイトであれば青天井です。
さて、当サイトはどのくらいの期間で開設できたのかという話ですが、約1週間です。企画からデザインからコンテンツからすべて合わせて、の期間です。
具体的な工程を書きますと、文章を書くのにおおよそ3日ほど(3人がかり)。写真を用意するのに1日ほど。つまり、コンテンツを用意するのに4日ほどかかっているわけです。
次にデザイン部分。これはWordPressテーマ「STYLY」という自社開発のテーマを使っているので、実質的にほとんど時間がかかっていません(初期設定云々に1,2時間ほどかかっています)。
サイトを開設するにあたっては、メインで作業したわけではなく、他にもプロジェクトを掛け持ちしながらのものでしたので、メインでやっていれば3日もかかっていないでしょう。
弊社では新サイトを立ち上げる時は、TCDテーマからテンプレートを選んでつくることが大半です。理由は、簡単にサイトが立ち上げられるからです。本来、サイト制作とはものすごく手間のかかる作業なのですが、インスタントラーメンのように新しいサイトを立ち上げることができます。でも、インスタントなんだけど、クオリティの高いサイトを立ち上げられる。そういうテーマ開発を日々研究してるわけですね。
テンプレートを使えば、あとは文章や画像などのコンテンツさえ入れれば完成なので、大幅に工期を短縮できます。自社で開発しておいて何なのですが、WordPressテーマというのは本当に便利なものですね。